お坊さんの平均年収はいくらなのか、修行年数別にまとめました
お坊さんの年収は寺院の規模や、檀家の数、修行の長さや経験などでも多少は違ってきます。修行の長さや経験などで収入が上がる点では、会社員と同じと言えるでしょう。
比較的小規模の寺院の場合は、月収が20万円以下の所もあり、年収は200万円前後のお坊さんも存在します。比較的寺院の規模が大きかったり、檀家の数が多い場合はお布施や寄付金なども多く集まるため、年収は高めになることが多いです。
裕福なお坊さんの場合は年収が1000万円以上の人も存在します。
お釈迦さまの時代、お坊さんは修行に専念する必要がありましたから、労働は一切禁止、つまり生活面はすべてお布施に頼らなければなりませんでした。
https://www.komajo.ac.jp/uni/window/japanese/ja_diary_teacher_16001.html
仕事の経験を積むことで年収がアップします
日本には様々な宗派のお坊さんが存在しますが、月収や年収はどれぐらいなのか気になっている人が多いです。寺院は営利を目的としない宗教団体なので、お布施や寄付金などには税金は掛かりません。寺院の収入源は檀家の寄付金や、お通夜や告別式などの葬儀、年忌法要などの法事のお布施などがあります。檀家の多い大規模な寺院の場合は、葬儀や法事などでお金が入ってくることが多く、比較的裕福なお坊さんも存在します。
お布施や寄付金には税金は掛かりませんが、個人の所得に対しては所得税や住民税、固定資産税、自動車税などの税金を納めないといけません。長い間修行をしていたり、寺院などで仕事の経験を積んでおくと収入アップします。お坊さんとしてのスキルや経験、接客時のマナーなどを身に付けておくことが大事です。
社会保険や厚生年金などの社会保障が充実しているので、安定した生活をしている人が数多く存在します。檀家数の多い寺院は、多くの仕事をこなす必要があるため体力や気力も必要です。
10代、20代の若いお坊さんは収入が少ないです
仏教には様々な宗派が存在しますが、お坊さんになるためには、専門の大学に進学をしたり、寺院などで修業を経験する必要があります。10代20代の若いお坊さんは、まだ仕事の経験が浅いため収入は低めです。一般的な会社員の場合でも、若い年代の人は収入が少ない傾向があります。
比較的小規模で檀家数が少ない寺院の場合は、檀家の寄付金や葬儀、年忌法要などのお布施が集まらないことがあるため年収は低めです。10代20代の若いお坊さんは、アルバイトや派遣などを経験する人もあります。アルバイトや派遣などの場合は年収が低めになっており、200万円前後の人が多いです。
年収をアップするためには、お坊さんとしての経験を積んでおく必要があります。裕福なお坊さんの場合は年収が高めですが、派遣やアルバイトなどの雇用形態の場合では、月収が低いのが特徴です。告別式やお通夜などの葬儀に行く機会が増えると、収入が少しずつ増えてきます。
有名な寺院の場合は年収が高めです
世界遺産などの有名な寺院の場合は、全国から多くの観光客が訪れています。
多くの観光客に足を運んでもらうことで、寺院の知名度が上がるため、収入アップにつながることが多いです。伝統的で古くから有名な寺院の場合は、知名度の低い寺院に比べると年収の高いお坊さんが多い傾向があります。
仏教には真言宗や日蓮宗、浄土真宗などの宗派がありますが、修行の内容や仕事内容は多少は違ってくることが多いです。寺院で生まれた人はもちろんですが、一般家庭で育った人も仏教に高い関心があり、お坊さんになるために大学に進学をしたい人もあります。仏教の大学に進学をして、寺院で修業を積んでおくことで立派なお坊さんになることが可能です。自分の性格や個性に合った寺院で働くことで、やりがいを感じることが出来ます。福利厚生が充実している寺院で働くことで、安定して継続した収入を得ることが可能です。お彼岸やお盆などの時期は、檀家からお布施を頂くことがあります。
葬儀の後は逮夜を行うことが多いです
お通夜や告別式などのお葬式が終わった後は、初七日や四十九日、初盆、一周忌などの年忌法要や行事などが控えています。宗派によっても多少は違いますが、お葬式が終わった後は7日ごとに逮夜を行うことが多いです。逮夜は遺族や親族、親戚などの血縁の濃い人が夜間に集まり、僧侶と一緒に心を込めて読経を行います。
寺院は葬儀社から依頼されることが多いですが、檀家が多い場合は一般家庭から直接依頼をされることが多いためお布施を頂く機会が増えてきます。30代、40代と経験を積んだお坊さんの場合は、一般の会社員と同様の月収や年収ぐらいです。寺院の規模や檀家の数によっても多少は違いますが、年収が400万円から600万円ぐらいのお坊さんが多く存在します。
豊富な知識や経験を持ったお坊さんや、人柄の良い人は檀家の信頼が厚い傾向があります。40代、50代のお坊さんは安定した収入を得ている人が多いです。豊富なスキルや経験が必要な仕事です。
まとめ
お坊さんの年収は寺院の規模や檀家の数によっても、多少は違ってきます。仕事の経験が長かったり、長く修行をしている人は年収や月収が高めです。仕事の経験が豊富だったり、お葬式や年忌法要などでお布施を頂く機会が多い場合は、比較的裕福なお坊さんもあります。寺院の規模が大きかったり、檀家数が多い場合は寄付金も多く集まるので、年収が1000万円以上のお坊さんも多いです。比較的小規模の寺院の場合は、年収が低めになっています。
